製品について

製品について (ご購入前に、必ずご覧ください。)

 松徳硝子では、全てのグラスを手作りで製造しています。各グラス毎に、規格値を設けていますが、手作りの為、どうしても個体差が生じてしまいます。厚めになってしまったもの、薄めになってしまったもの。軽めになってしまったもの、重めになってしまったもの。金型どおり、きっちり仕上がったもの、わずかに型の出方が甘いもの。口部が正円に吹きあがったもの、わずかに いびつに吹きあがってしまったもの。ガラスが滑らかに吹きあがったもの、わずかにゆらいでしまったもの。口焼きで滑らかに仕上がったもの、わずかに 熱でゆがんでしまったもの等など、製造過程において、どうしても様々な微差が生じてしまいます。また、ガラス原料の溶融時には、設備上、必ず泡や筋状の脈理は生じてしまうもので、これらを完全に取り除くことは不可能です。また、ごく微小な炉材等がガラスに混入してしまうこともあります。

 より良いグラス作りを目指し、これらを解消・軽減すべく、様々な取り組みを行っていますが、製法や設備上、やむを得ないと判断しているものもあります。また、人的技術に起因するもの等は、技術は一朝一夕に身につくものではなく、改善に時間を要してしまうものもあります。先述の通り、各グラス毎に規格値を設けていますが、仮に、これらの項目を全て不良とした場合、弊社が考える適正価格の維持は困難となりますし、ガラス製造自体を事業として成り立たせることも困難となってしまいます。日々、価格以上に価値があるグラス作り、「美味しく飲める」という機能と造形美を兼ね備えたグラス作りを心がけ、製造・検査と向き合っています。検査においては、上記項目等の度合いや、全体の完成度により、良品とさせて頂くこともあります。個体差について、今一度、ご理解をお願いします。

 また、こうしたことから、松徳硝子では、お取扱い店舗の店頭で、現品をご覧頂いた上で購入頂くことを推奨させて頂いています。職人が一点一点作り上げたグラスを手に取って、その魅力を感じて頂けたら、ありがたいです。

 世界規模で手作りガラス工場は激減しています。日本でも多くの手作りガラス工場が廃業してしまいました。弊社やガラス業界だけが抱える問題ではありませんが、燃料・原料費、梱包資材、運送費の高騰等、安定して工場を操業していくのがますます困難な時代になって来ました。また、年々、職人になりたい、工場で働きたいという人も、大幅に減ってきてしまっていると痛感しています。今一度、職人という仕事を魅力ある仕事とすべく、工場で働く社員達の待遇等も改善していかなければなりません。製造の担い手がいなくなってしまったら、当然、ガラス工場を操業し続けていくこと自体が不可能となります。皆様に愛して頂ける手作りガラス工場を目指し、これからも真摯に取り組んで参りますので、ご理解ご支援の程、よろしくお願いします。

松徳硝子株式会社